やめた方がいい美容外科|100本以上の医療広告をみてきたライターが解説

美容医療

こんにちは、医療ライターの吉村です。

最近は仕事柄もあって、美容医療の広告を見ることが増えています。

周りでも美容医療を受けるのが前よりも一般的な印象ですが、一方で「もし友達が美容医療で失敗したら…」と思うと、

医療ライターとしてそれでいいのか?と思うことも増えました。

ここで紹介するポイントに当てはまるからといって必ずしも悪徳とは限らないので、一応、断っておきます。

医療広告ガイドラインって知ってる??

美容医療関連でWeb上でみるページは、基本的に医療広告に該当します。

そして、医療広告を規制するものとして、医療広告ガイドラインというものが存在します。

医療は専門性の高いサービスであり、身体に与える影響も大きいものなので、このようなルールが定められています。

私は医療ライターとして今まで100本以上は医療広告を見てきたのですが、ガイドラインを守れていないページが散見されます。

経験上、そのほとんどが美容系です。

というのも、美容系は自由診療が多く、その広告には限定解除といって、書かなければいけないことが多いんですよね。

また、噂によると美容系を始める医師は営利目的であることが多いとも聞きます。

ガイドラインを守るとセールスに繋がりにくくなるという事実もありますので、YouTube広告やInstagramのストーリーズ広告など、

通報しにくい媒体の広告は見逃されているように思います。

チェックポイント

結論、医療広告ガイドラインを守れていない広告を出しているところは注意が必要です。

儲け重視、つまり、患者さんのことがお金にしか見えていない可能性があるからです。

ここでは、医療広告ガイドラインの内容から、「ここは大切でしょ!」みたいなポイントをもとに解説していきますね。

副作用・リスク・注意事項が書かれていない

医療は専門性が高く、身体への影響も大きいサービスなので、適切な情報提供が前提であることは言うまでもありませんよね。

大体のホームページの治療内容を紹介するページでは書かれていることが多いですが、ストーリーズ広告やYouTube広告では書かれていないことがあります。

動画中に書かれていなくても、詳細欄や概要欄に書かれているか、確認してください。

お客様の声・体験談を載せている

医療広告ガイドラインには広告が禁止される事項というものがあります。

その中でも代表的なのが体験談です。

やっぱり個人の状態によって効果には差がありますので、別の患者さんに誤解を与える恐れがありますよね。

セールスの面では、体験談というのは非常に強力なのですが、ガイドラインでは禁止されています。

また、医療広告ガイドラインでは限定解除といって、ある条件を満たせばある内容については書いても大丈夫ですよ、という内容もあります。

この限定解除で広告可能な事項を増やすことは可能なのですが、そのなかでも体験談は禁止されているものです。

医療広告を扱う者ならほぼ基本として知っているはずのことなので、これが守られていない医療機関・クリニックには注意が必要といわざるを得ないですよね。

費用の安さばかりを強調している

医療広告ガイドラインでは、品位を損ねる広告が禁止されています。

具体的にいうと表現がふざけたものなども含まれるのですが、費用の安さばかりを強調している広告も品位を損ねる広告に該当すると過去のQAで回答されています。

広告をうつ側からすると匙加減が難しいところではありますが、

大きな文字で無料をうたったり、定価や元値に斜線を引いて値引き後の値段を強調している箇所が多い広告には注意が必要です。

口コミの評判が悪い

これは医療広告ガイドラインとは遠ざかりますが、気になる美容外科があれば、「その名称 評判」などでグーグル検索をしてみてください。

いくつか口コミが出てくるはずなので、ネガティブな口コミがあるか、あるならどんな点か、確認するようにしてみてください。

なかにはアフィリエイトサイトで医院を紹介しているだけのサイトもあるので、良い評判の記事があっても信じ込まないように。。

来院すると別の高額な施術を提案される

これは私はニュースやネット上で聞いた話なのでなんともですが、ネット上では手頃な値段を表示しておいて、

実際に来院した場合にはより高額な施術を提案してくる悪徳な美容外科があったようです。

最近ではweb上の時点で「無駄な施術は提案しません」や「状態をみて別の提案をさせていただく場合があります」など、

断りの一文が添えられている医院も増えてきている様子なので、不安な方はそういった一文がある医院でカウンセリングなどを受けてみてはいかがでしょうか。

不正ニュースが流れている

まぁ、これはわざわざ言わなくても、という内容ですね。苦笑

不正をするところはまた不正をすることが多いです。

最近だとT⚪︎Bですよね。

逆に!受けても大丈夫そうな美容外科

上のチェックポイントに該当しない美容外科です。

個人的には、ちゃんと施術者や担当医師が顔や素性をオモテに出しているところですよね。

院長さんがYouTubeで発信していたり、その動画中の様子から違和感がなかったり。

ホームページでビフォーアフター画像を出していても、その下に治療内容・副作用・リスク・注意事項・費用など(限定解除要件を満たす内容)がしっかり書かれているのも大切です。

まとめ

僕もほくろが気になりすぎて15年くらい人生損してきた身なので、美容医療で救われた身です。

でも最近の医療広告をみていると、外見の悩みにつけ込んで稼いでいるやつがいるかも、と思うと黙っていられなくなりました。

最近はストーリーズ広告を画面録画して通報もしています。

気になることや「これってどうなの?」ということががあればお気軽にご連絡ください。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました